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ミヒャエル・エンデ 作・絵
大島かおり 訳
1937年 

ある大都市の郊外、古い円形劇場の廃墟に、モモという女の子が住み着いた。
モモは、「人の話を聞く」ということに不思議な才能を持っていた。
近所の人々は彼女に食べ物を与え、また話を聞いてもらうため、しょちゅう円形劇場を訪れるようになる。
仲良しの友達もでき、モモは楽しく暮らしていた。
しかし、ある時から人々は急に忙しくなり、モモを訪ねる人もいなくなってしまう…


いわずと知れた、児童向けのファンタジー。
でも私達大人には、これは単なるファンタジーじゃない!

ビッポじいさんがモモに話した、仕事のやり方。
「一度に全部のことを考えてはいけない。
 次の一歩のことだけ。
 すると楽しくなってくる」
胸にジ〜ンと響いて、涙が出た。

時間をとられた人達は、まるで私達。
いつも時間が足りず、「忙しい」と言い、忙しくしていないと生活が成り立たない。
どうして、いつから、こんなふうになっちゃったんだろ。
きっと私達のところにも、時間貯蓄銀行の灰色の人がやってきたに違いない…

私達の世界には、モモみたいに不思議な力を持った子はいないけど、子供らは大人達よりマトモだ。
子供の言葉に耳を傾けることが、時間を取り戻すことにつながるんじゃないか。
高価なゲームやおもちゃを買い与える前に、話を聞き、一緒に過ごしたり遊んだりしたら、
時間の流れ方が変わるんじゃないか。
みんなで「せーの」でやらないと、ダメなんだけど。
無理か。
…。

「お母さん、モモ読んだ方がいいよ!」
私にこの本を読むように薦めてくれたのは、小学生の娘でした。
読んでよかったよ。
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