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横山秀雄 2003年
文春文庫


昨日の続きなんだけど、小泉今日子サンは読書が大好きで、新聞で書評を書いたりもしているそうだ。
先日のインタビューの中でも、最近のお勧め本を何冊か紹介していたのだけれど、その紹介の仕方がとても的確で、感服してしまった。
インタビュアーのアナウンサーも「さすがですね。面白さが伝わってきて、どの本も読みたくなってしまう」と唸っていた。

あんなふうにはなれないだろうが、私ももう少しマシな大人になりたい。
少しずつ書いて、修行していきましょうか。


・・・で、この本は最近読んだ中の一冊。
この夏公開された映画の原作です。

1985年に起きた、日航機事故。
地元紙の記者である主人公・悠木は、その全権デスクに任命される。
未曾有の航空機事故を伝える怒涛の日々と、悠木と家族との関係、一緒に山に登るはずだった仲間のこと、同僚や部下たちのこと、組織の中の派閥争い、そして新聞が伝えるべきことについての迷い、葛藤・・・様々なことが描き出されていく。

実は先に映画の予告とか紹介を見て、フィクションに近いものだと勘違いしてました。
作者は実際、事故当時には地元紙の記者だったということだし。
実際には、図らずも日航機事故の全権デスクを任命された、悠木という記者を描いた小説でした。
もちろん事故当時の新聞社内の様子は作者が実際経験したもののはずで、リアルな迫力をもって描かれています。
改めて事故の悲惨さを思い、新聞報道についてもいろいろ考えさせられました。
そして、悠木の口を使って語られる作者の言葉には度々胸が熱くなり、ついには悠木と一緒に‘落涙’・・・
最後には悠木の中で複雑に絡み合っていたものがきれいにほどけ、気持ちのいいエンディングです。

この小説は、企業で働く男性の方がより共感・感動できると思う。
新聞社内での派閥争い、同僚や上司や部下との関係なども、とてもリアルに描かれているから。
特に、日航機事故を知る40代、50代のお父さん方に、お勧めしたいです。
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